水無月と氷結。(No.006)
雨が止んだあと、街の空気がガラッと変わって季節の変化を感じることが多い。気づいたら6月、もう梅雨の時期。いや、先輩は恋愛の季節とか言ってたな。うーん、でも、僕にはあまり関係無さげだし、やっぱり梅雨の季節だな。笑
いま、この大学、交友関係、環境には満足してるし、恵まれたと思うし、楽しいけれど、高校生に時間を巻き戻せないかな、と考えることはある。たまにだけど。
人間の記憶とは単純なもので、印象的なものを残して次々と消えていく。それゆえに3年前より2年前、2年前より1年前のことのほうが、鮮明に思い出せる。
この当たり前の論理に従うのは、僕の出来の悪い脳ミソも同様で、高校というと高3の頃の記憶が強い。
学校から東進までの帰り道、僕は毎日同じ道を、同じ友達と、クロスバイクを押しながら歩いていた。断っておくが、僕に友達がひとりしかいなかったわけではなくて、もっぱらルーティンのようなものだった。
どんな話をしていたのかと言われれば、受験勉強、野望、下ネタ、以上3つで完結する。まあそれにしても、当時はそのおしゃべりの時間と東進した着いてからファミマで買い物してる時が一番楽しかった。
あんまり過去のことばっかり話してると、歳食ったジジイみたいなのでもうやめる。ここから先はこれからの話。
4月からの2ヶ月間、本当に瞬く間に過ぎていった。それは充実の対価なんだろうなあって解釈してるからいいんだけれど、逆に怖さもある。2ヶ月後、もう夏休み真っ只中。その2ヶ月後、秋の足音。その2ヶ月後、2019年がやってくる。
…………!?
いやいや、早すぎる。
よく何気なく「毎日を大切に!」とか言うし、本当に使い古されたくさい言葉ではある。でも、いまは小3並みの、汚れを知らない純真さで思う。真剣に毎日を大切に過ごさなきゃいけない。
未来を見据えることも当然大切だけど、自分にとってはそれよりももっともっと重要なこの1年間を、何よりも大切にしたい。ある程度の計画性を持ちながら、いらないプライドを捨て、のらりくらり刹那的に生きていく。
確実に一番幸せで、ノンストレスな生き方だ。少なくとも、社会に出る前のモラトリアムを与えられている学生にとっては。
全然できてないけど、やりたいことならたくさんあるわけだ。ヒッチハイク旅、釣り、カメラ、ロードバイク、温泉巡り、TOEICの勉強、読書、行動経済学、犯罪心理学、その他諸々!!!!
理想の100%実現は無理かもしれないけれど、少なくとも本気でやろうとしよう。
無駄に12時間睡眠とかキメてる場合じゃない。(今日もそのせいでサークル行けなかったし!)
4年間は有限だ。息苦しい言い方をすれば、もう大学生活の4%くらいは終わってしまった。きっと、生き急いでるくらいでちょうどいい。
まずは明日、ちゃんと10時過ぎに起きて、買い物に行く。そして午後はテスト勉強と書類作成に勤しむ。夜は久しぶりに会う友達と楽しく過ごす。
のらりくらりを、本気でしなきゃいけない。
P.S.
実際に今日あったことなんだけれども。
無計画に集まって、2時間くらいだべるの、なんでこんなに楽しいんだろう。