脱クズ学生の方法を真面目に考えてみた

僕は、自他ともに認めるダメな人だ。寝坊するのは日常茶飯事だし、昼夜は逆転するし、おかげさまで年間で10単位を落とした。

 

 

 

 

 

「お前が大学いるの珍しいな」

 

「えっ授業来たの!?なんかあった?」

 

 

 

 

ただ大学に行っただけでレアキャラ扱いされるんだから、いいポジションかもしれない。そもそもの期待値が低いと、ちょっと頑張っただけで過剰に褒められるとはまさにこの事だ。きっと同じような境遇の大学生は一定数いるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

本人のあっけからんとした態度とはうって変わり、親や地元の友達からは心配の目を向けられる。そんな我々「ダメ人間」でも、ダメなままできっちり単位を取り、今までのように遊べる「ちゃんとした大学生」になる方法が、一つだけあると思う。

 

 

 

 

 

「目標をあらゆる場面で宣言する」

 

 

 

 

これだ。

 

 

 

 

 

 

具体例を挙げて説明していく。

 

 

 

冒頭に述べたとおり、自他ともに認める堕落野郎は大晦日、唐突な危機感を覚えた。このままじゃまずい、と。そして元旦、こんなツイートをするに至る。

 

 

 

f:id:watax7710:20190316142633j:image

 

 

 

文字に残る形で言ってしまった手前、僕は強制的に本を100冊読むという行動を「とらなければ」いけない。宣言によって「めんどくさいからいいや」という退路は断たれて、勝手に背水の陣になっているのだ。すぐさまGoogleで大学生にオススメの本を調べて、100冊リストアップした。そして3/16現在、20冊の本を読破している。順調だ。

 

 

 

 

 

「ものごとそんなに上手くいかねーよ」

 

 

 

 

 

そう思ったそこの君。目標を宣言すると何が変わるか、論理的に説明してみせよう。

 

 

 

「○○する!」と言いまくり、SNSにも書き込む。するとまず、自分の中で意識が変わる。

 

 

 

 

「言った以上やらなくちゃ…」

 

 

 

 

以前の記事で、「行動を起こすには慣性がかかる」という話をしたけど、宣言することによって最初の行動に移りやすくなる。つまり、振り子が動き出したらそのあとは慣性で動き続けるように、僕らも一旦行動を起こせば、意外と続けられる。その最初の行動を無理にでも「自分に」起こさせるのが宣言という方法だ。

 

 

 

次に、宣言をすると情報が集まってくる。この間僕は「大学2年次の目標」と銘打って記事を出したけれど、それに対して数人の友達から反応があった。

 

 

 

「これとこれ俺もやりたいから、一緒にやろうぜ」

 

「今度麻雀おしえるよ!」

 

 

 

みたいなものだ。ネット上に残る形で発信すると、誰かしらは見ている。実際にリプライが飛んでくると、人を巻き込んだ話に発展するわけだから、行動に起こす確率はだいぶ上昇する。

 

 

 

 

僕の友達の1人に、普段はふざけているのに、家ではしっかり勉強したり本を読んだりして、ちゃんと単位と資格を取っているやつがいる。それをほとんど表に出さないところがすごいし、尊敬している。僕のように意志が弱くて、勉強なんてしたくない!っていう種類の人間に、そんな芸当はできない。でも、「ダメだダメだぼくってなんてダメなんだ」って思い詰めるんじゃなくて、ダメという性質を逆手にとって対策を練ってみると、意外な突破口が見えてくるもんだ。そうすると、面白味が出てきて、あとは勝手にワクワクして勝手に続けられる。

 

 

 

 

 

 

今年もダメなまま、面白いと思うこと「だけ」をやって生きていく。面白いかつまらないかを決めるのは、すべて自分次第だ。